訪問看護ステーション開設時に最も必要な事は、理念の構築

「あなたの会社の理念を一言で言えますか?」訪問看護運営の大きなキーとなるのは、自身の会社の理念に合った人材の確保です。介護業界は人手不足であり、求職者が来ると迷わず採用してしまい、思ったような結果に至らない事があります。

訪問看護の経験豊富な職員という事で、採用したが、利用者様からクレームを度々受けてしまった。他のスタッフとの人間関係がうまくいかない。経営者や管理者と方針でぶつかってしまうなど多くの事例があります。せっかく採用に至っても、そのような事ばかりにエネルギーを使ってしまっては、お客様のサービスやステーションの成長の阻害因子となってしまいます。

ですので、大切なのは、まず「会社の理念」を明確にして、採用したい人間像を明確にすることです。「なぜステーションを始めたいと思ったのか」「どんな人に働いてほしいのか?」「将来どんなステーションにしたいのか?」そこを明確にすることです。そこが決まっていないと、面接をしても採用の可否の軸が大きくブレてしまいます。

求職者の履歴書をみた時に、「人も足りないし、この人は、経験豊富な看護師さんだから採用しようとか?」「管理職経験があるから採用しよう。」と相手の身につけているキャリアで採用の可否を判断して、思わぬ結果になるということは少なくありません。

会社の理念を明確にしめす事で、自分が求めている人は明確になってきます。「自分はこういう人に来て欲しいのか?」と気づく事ができます。求職者も「自分はこの会社にあってるなとか、あってないなと」ある程度判断して面接に来るようになるので、面接の時点で、会社の理念に合っている人かどうか、ふるいにかける事ができるわけです。

もし、まだ理念が定まってないとしたら、「どんな人には自分の会社で働いてほしくないのか?」ひたすら、書き出すというワークがあります。「こういう人はうちの会社では求めていません」という人を書き出す方法です。書き出して行くと、人間像ができあがるので、面接の際も判断しやすくなります。ぜひ会社の理念を一言で言えるようにしてみてください。

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訪問看護ステーション開設時に最も必要な事は、理念の構築” に対して1件のコメントがあります。

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