訪問看護の人材の安定にまず必要なものとは?
訪問看護の運営開始時に必要なのは、人材の安定です。特に開設当初は人材が安定しないと、開設時の大きなダメージになりかねません。うまくいかなければ休止、閉鎖に追い込まれる可能性もあります。
人材を安定させるために、ファーストステップとして整えたいのが経営者の良き理解者の存在です。経営者や会社の理念を理解してくれるキーマンを置きましょう。キーマンは可能であれば3人置くことをおすすめします。職種は役員、看護、リハ、事務、営業など各職種から1名ずつ選出すると良いでしょう。各職種のキーマンを置くことで、会社の方針の浸透が同職種へ伝わりやすくなります。
様々な職種から、キーマンを置く理由は、看護師は看護師、リハ職はリハ職というように、各職種は同職種のリーダーの意見を尊重する傾向にあるからです。各職種のリーダーからの発言は、その職種への影響力が大きいものです。ですので、各職種のリーダーが経営者の理念をきちんと理解した上で、内容を伝える事で、事業所全員の理解や行動が加速しやすくなります。
また、更に人材の安定に大切な事として、キーマンと定期的に意見交換できる場を設ける事をおすすめします。最初のうちは、1週間に1回は集まって、事業所の方針や現在の問題点のヒアリング、解決策の検討などを密に話す事が大切です。
経営者や会社の理念を理解してくれる人を早く集めるには、経営者自身が自分を見つめ直し、理念を端的に語る事ができる事が大切です。そのために経営者向けのコーチングはおすすめです。