今からすぐできる!離職対策 (その1)社員は理念を言えますか?
前回は、
「なぜ離職が起きるのか? 」
という事で
マズローの欲求5段階説が
わかるとスタッフの気持ちがわかる
という内容について
お伝えしました。
今回からは実践篇
今からできる!離職対策
その1として、
理念について
考えてみたいと思います。
理念とは
「あるものごとについてこうあるべきだ!」
という考え。
つまり、法人の世界観です。
居酒屋で言えば、
「居酒屋ってどういうもの?」
介護業界で言えば、
「介護ってどういうもの?」
というものを各法人の世界観で
捉えたものです。
ですので、良い悪いというのは
ありません。
大切なのは、共感する人も
いれば共感しない人も
いるという事です。
みなさんの事業所の
社員は皆、法人の理念を
言えますか?
もし、言えないとしたら、
法人の世界観を理解して
いないわけです。
つまり、
どういう世界にいるのか
わからない人達が
集まっている状態です。
それは、
理念に共感していない
社員もいる可能性が
あるという事。
理念に共感していない
という事は、
意にそぐわない事があれば、
辞める可能性があるという事。
法人を設立した人には
必ず、何かしらの想いが
あって法人を設立している
はずです。
ですので、その想いと世界観を
表す理念をきちんと伝える事
これを事業説明会の
時にきちんとしなければ
いけません。
なぜなら、
入社前に伝えておく事で、
理念に共感できない人は
入社してこないわけです。
しかし、事業説明会で、
福利厚生や給与待遇など
雇用条件ばかりを伝えて
終わってしまう事業所を
よく見かけます。
その説明だけを聞いて
入社した人は、
福利厚生と給与を
判断基準として
入ってきた人です。
つまり、もっと良い条件を
提示する会社があれば、
転職するケースも多い
わけです。
ですので、
まず、入社する前に
きちんと会社の理念を伝えて
ください。
それだけで、
離職を予防する一助となります。
次回は、
今からすぐできる!離職対策
(その2)理念の伝え方
についてお伝えしたいと
思います。