訪問看護でスタッフに退職したいと言われた際の次の一手は?

「すいません。お話があるので、少しお時間頂きたいのですがよろしいでしょうか?」と言われた場合、多くの場合、退職についての話が多いです。

スタッフの採用が大変なこのご時世。スタッフの退職の意向は、事業所にとっても大きな痛手です。もし、退職したいと言われた際に取る次の一手は何でしょうか?

それはズバリ「ゆっくり話を聞かせて欲しい」と伝えて、まずは、時間を取ってトコトン話を聞くことです。

できれば職場ではなく、少し環境を変えた場所の方がおすすめです。職場だと周りのスタッフがいるので、退職希望のスタッフも話をしにくいかと思います。また、職場で長い話をしていると他のスタッフもいろいろと勘ぐったりします。ですので、ゆっくりと落ち着いた環境で話せる場所をおすすめします。

また、話しを聞く際のポイントは、まず「退職の理由」を確認する事です。もしかしたら、スタッフ本人は、本当に退職を希望している訳ではない可能性があります。人間関係の悩みや待遇についての不満などが潜在している可能性がありますので、きちんと、内容を聞いてみることが大切です。

もし、人間関係の悩みや待遇についての不満であれば、事業所での役割を変更したり、雇用契約内容を変更する事で対応できる場合もあります。また複数の事業所がある法人の場合は異動という手段もあります。

また、残って欲しい人材であれば、一回の話し合いで結論を急がないようにしましょう。管理者やリーダーがいる場合は、退職希望者との話をヒアリングする機会を設けましょう。管理者やリーダーがヒアリングする事で、退職希望者が抱えている問題を深掘りできる可能性があります。

もし、退職したいと言われた際に取る次の一手は、時間を取ってトコトン話を聞くことです。

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