従業員を抱える介護事業所を 経営者一人で経営する事が難しい! その理由とは?

創業1年目。
介護事業の創業セミナーに参加した後、「後は自分でやってみます。」という方はよくいらっしゃいますが従業員を抱える介護事業の経営を一人でやる事は、おすすめしません。

これまで一人で実施された結果、失敗する方を多くお見受けします。

なぜでしょう?
それは最初の1年間は経営者のやることが非常に多いため、経営者が判断に遅れたり、判断に迷うことが多岐に渡るからです。

従業員のいる介護事業の開設当初で、最も大切なのは、人のマネージメントと採用です。

現場をすべてマネージメントしてくれる人材がいればいいですが、開設当初は、スタッフも安定していないので、現場レベルでのマネージメントが難しい事もたくさんでできます。

例えば、管理者とスタッフの意見のすれ違いが多く、管理職とスタッフのコミュニケーションが上手くとれない場合などです。そうなると現場レベル以外でのサポートが必要になります。

また、それ以外にも経営者にはたくさん仕事があります。

採用、労務管理、経営戦略、外部営業など、考える事や実施する事が多岐にわたります。このような忙しい中、経営者として、即座に決断しなければ、いけない事もたくさんあります。即決ってやつです。

人間は、忙しいと判断力が鈍っていきます

忙しいと、周囲が見えなくなり冷静な判断がつかないこともあります。

冷静な判断がつかないと、新たな問題を引き起こす可能性も多いのです。

ですので、判断に迷った時に、外部から冷静に助言してくれる人の存在は非常に大切なわけです。

また、経営者自身、自社の事業運営に携わると、見えなくなる部分や、気づきにくい事もたくさん出てきます。他人の問題点には気付けるのに自分の問題点に気づけない事ってよくありますよね。

ですので、開業当初は、外から運営をサポートしてくれる人の存在が、非常に大切なわけです。

そして1年目、2年目の会社の成績は今後の事業展開を大きく左右します。

例えば、銀行から融資を受けている場合は、1,2期目の経常利益がどの程度かで、追加融資を受けられるかの大きな別れ目になります。

2期目に追加融資を受けることができれば、事業所の他店舗展開や、新規事業のスタートなど様々な、戦略を練ることができ、選択肢を増やす事ができます。

しかし、1、2期目を赤字にしてしまうと、銀行からも見放されていく可能性が高いです。ですので、1年目の経営者の行動や事業所の成績は非常に大切なわけです。

ですので、従業員を雇う、介護事業の経営を一人でやる事は、おすすめしません。外部の専門家のサポートを受けた方が成功しやすいのです。

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